識別コード

小説ページ

幼い頃に事故に遭い、色盲になった主人公。

だが彼には常人にはないとある能力があった。

それは彼には認識できない「色」の上に、その色の情報を示す文字が浮き上がって見えるというもの。

たとえば絵を見れば塗られた絵の具の上に#0073boというような、ネット等で使用される色情報の識別コードが彼の目には映る。

色盲のまま、物の色を知ることができるのだ。

この奇妙な能力を得た少年の前に、しかしある日色情報の一切ない少女が現れて――

非常に独創的な小説である。今後が大いに期待される。

#オリジナリティ高